酔庵塾は沖永良部島での「豊かな暮らし方」を探りながら広めていく活動を行っています。

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酔庵塾誕生の経緯

石田は、1953年岡山生まれで、大学卒業後、大手住宅機器メーカーに就職。環境戦略と技術戦略の両方の責任者(取締役CTO)となったものの、その両者の融合に大きな壁があることに気づき、新しいテクノロジーのかたちを考え直すために51歳の時に会社を辞し、東北大学大学院環境科学研究科の教授として、2004年から自然のすごさを賢く活かす『ネイチャー・テクノロジー』を提唱してきました。それは、現存するどんなテクノロジーよりも完璧な循環を最も小さなエネルギーで駆動する『自然(ネイチャー)』に学ぶことで、省エネや省資源をはるかに超えた新しいテクノロジーが生まれるのではないかという研究です。実際にこのような手法を使って、土の構造を壊さずに固めて壁や床に使うことでエアコンの要らない家をつくったり、泡を使うことで少量の水で入れる風呂をつくったり、油汚れも水で落ちる壁や世界で最も効率の良い(きっと)小型風力発電機等々を開発し、多くの商材に今使われています。

 しかし、ネイチャー・テクノロジーを深く研究すればするほど、また大きな壁が見えてきました。それは、単に自然の物まねで、例えば、エアコンや冷蔵庫をより効率的なものするだけでは不十分ということです。確かに、日本のエコ・テクノロジーはとても高いレベルで、今あらゆるものにエコ・テクノロジーが使われています。では、日本の二酸化炭素排出量は大きく低下したのでしょうか?残念ながら、低下の傾向はほとんど見られません。それは、テクノロジーが如何にエコになっても、大量生産大量消費という構造が変わっていなければ、エコ商材が消費の免罪符になって、エコ・テクノロジーの効果は十分に表れないということなのです。

 では、どうすればよいのか? それには暮らし方=ライフスタイルを変える必要がある! そのお手本として、日本の文化を創り上げてきた暮らし方の価値*4をまだ色濃く残している沖永良部島で、これからますます厳しくなってゆく地球環境制約*5の中でも、心豊かに暮らすためにどうしたらよいのかをみんなで考え、実践し、それを黄金のジパング再生のための教科書にしたい! 
そんな思いで、<石田>は2014年3月に大学を辞し、沖永良部島に移住、同年9月から酔庵塾を開いています。

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これまでの酔庵塾

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酔庵塾事務局へのお問い合せは…

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